好きな10曲(ART-SCHOOL)
先日TwitterにてART-SCHOOLの好きな10曲を呟いたので、それを忘れないためのメモとして残しておく。
ライブラリを眺めながら直感で選んだので、その分かなり今現在の好みが分かりやすい。これを来年見返したら、また違う曲の並びになりそうなので、それはそれでまた面白そう。
- FADE TO BLACK
- ロリータ キルズ ミー
- Boy Meets Girl
- Skirt
- プールサイド
- LITTLE HELL IN BOY
- スカーレット
- FLOWERS
- Beautiful Monster
- YOU
一応リリース順に直してみた。
こうして見ると、イントロが印象的なものが多いので、開始数秒のインパクトで曲の良し悪しをかなり判断しているのだなぁという気がしてくる。
アルバム単位で考えるとどうしても、「Requiem For Innocence」、「LOVE / HATE」の2枚が圧倒的に好きで、初期のあの危うさや殺伐とした雰囲気を音源からも感じられる点においてやはり、それ以降の作品とは比べ物にならない魅力がある。ただしこの2枚をリアルタイムで聴いたわけではなくて、その少し後に聴いて、バンドのことを色々調べる過程で目にした記事やエピソードなどから影響を受けた面も大きい。なので、多少の美化はあるかもしれない。
それでもこの2枚の持つ焦燥感であったり破壊力であったり、楽曲の優れた魅力には変わりがないし、自身の人生において重要な2枚と言っても過言ではない。
初めてART-SCHOOLを聴いたのは既に戸高さんが加入していた頃だったので、上記の10曲の中に中期の曲も多く入っているのも納得。戸高さんの加入によって、よりギターの存在感が曲の中で目立つようになった気がするし、ライブ映像などを見てもあの長い前髪を振り乱しながら、かつ淡々とした佇まいでギターを弾く姿は無条件で格好良いと思ってしまう。
最近のリリースでは唯一「YOU」を入れたけれど、この曲を聴くとなぜか泣きそうになってしまう。個人的に女性ボーカルに弱い(たとえコーラスでも)という理由も大きい。
で、好きな10曲を考えている時に、好きなMVも思い浮かんだので貼っておく。
ART-SCHOOL - MISSING PV [Eng Subs] - YouTube
ART-SCHOOL - Scarlet [PV] [Eng Subs] - YouTube
この3曲の楽曲はおおよそ近い時期だが、この頃は桜井さんの怪演もあってか、映像作品としても非常に魅力的なものが多いように思う。
昨年末に活動休止宣言をしてから今後の活動がどうなるか、というのはファンの方々にとって憂慮するべきことかもしれないが、個人的には近いうちにふらっと新しい音源をリリースするのでは、なんて楽観的な考えでいる。
ART-SCHOOL=木下理樹という構図は切っても切り離せないし、木下理樹という存在によって不安定ながらもART-SCHOOLというバンドの存在を無理矢理成立させていると言っても間違いではないだろう。
そして彼のことを深く知るたびに、彼には音楽しかないな、と思ってしまうことも事実。その生命を削りながらも、たとえ過去の曲に色々な面で似通っている部分があろうとも(特に歌詞における単語の多用においては)新たな楽曲を生み出そうともがく姿勢は、ART-SCHOOLというバンド、そして木下理樹の魅力ともいえる。
次に目の前に現れるART-SCHOOLは一体どういう形なのだろう。
それを考えるだけで既に期待が高まってくるし、充分な充電期間をおいた後に現れる木下氏の姿は、是非とも笑顔であってほしい。