2015 1月
昨年一年間で見たもの聴いたものをまとめてみた時に、かなり苦労してしまった。というのも、購入したりレンタルした音源などは一応メモを取っていたが、強烈に記憶に残っているもの以外はかなりあやふやだったので。なので毎月単位で記録を残そうと思う。そしてその毎月の記録をまとめたものを一年のまとめにする、という計画でこの一年を過ごしていきたい。
とりあえず1月のことを振り返るとまず頭に浮かぶことが、もう2月になるのか!ということ。つい最近年が明けたような感覚を未だに持ち続けていて、時間が経つのは早いなとしみじみ思う。
音楽
新譜で購入したのは
のみだった。昨年末に色々と気になるリリースが多かったし、新譜情報も全然追っていないこともあって、今月は新しい音楽を追いかける感覚が、今のところ全然無い感じだった。
ダウンロードしたもので好きなのはこちら。
昨年知ることが出来て良かったアーティストやバンドは数多くいたが、その中の一人でもあるfuyuru0さんが主宰のfumin.というレーベルからの作品。
"(null_)さんはこの作品が出る少し前に知って、ちょうど大阪に行った時に寄ったレコードショップで自主音源を見つけて買ったりしていて元々好きだったのもあって、嬉しいリリース。フリーダウンロードなのもありがたい。
新譜だとあとは、以前からちょっと興味があった乃木坂46のアルバムを借りてみたら、思っていたより数倍良かった。
今月はそんなに音楽にお金をかけなかったので、聴いた枚数自体かなり少ないけれど、旧譜で良かったのはAPOGEEの1st。
APOGEEというバンドは随分前に目にしていて覚えてはいたが、アルバムなどはちゃんと聴いたことがなくて、ちょうどブックオフで手頃な価格で売っていたのを見つけて購入した。「夜間飛行」のMVは昔良く見かけていた記憶があるけれど、その頃はイマイチ良さが分かっていなくて、年月を重ねた今になってようやくその良さを理解できたのかな、という感じ。これ以降の作品も集めていきたい。
あとは以前にも書いたけれど、my letterのアルバムはこの一ヶ月よく聴いた。
来月購入したいものは
説明を見ると、Field Mouseのボーカルの方の別バンドのよう。Field Mouseはいかにもドリームポップといった雰囲気でボーカルも儚げな印象だったけれど、このanomieは正に真逆で力強い感じ。今のところ予約段階なので一曲しか公開されていないが、この一曲が今のところ2015年のベストトラック。ジャケットのイタズラっぽい笑顔(と思ってるけど違うかな?)もとても良い。
あとは
The Wedding Mistakesのアルバム。こちらは昨年bandcampで購入して何度も聴いたアルバムだが、それよりも音が良いらしいしボーナストラックもあるようなので迷わず購入を決意。
その他だとスカートのライブ盤を購入したい。こちらは購入できるお店が限られているようなので、買い逃さないようにしたい。
つい最近のことだと、木下理樹氏の新バンドTuesday、が一体どんな感じなのかというのがかなり気になっている。ボーカルの方が読者モデルらしいけれど、何だか色々なことを邪推してしまうな…。ともあれ、曲を聴いてみたいし(演奏陣は鉄壁で間違いなしだし)楽しみにしている。
まーでもやっぱり新バンド組むくらいならKAREN復活でも良かったのでは、と思ったのは確か。新バンドに戸高さんが参加していないのは色々と忙しいからなのかな、と思ったり。戸高さんのTwitterを見るとRopesのレコーディングというつぶやきがあったので、色々と期待して良いのかな。Ropesは是非ともアルバムを出してほしい、と前から思っているのでその願いが叶うと嬉しい。
"Lorraine" / KAREN - YouTube
うーんそれにしても、改めて聴いてもKARENは本当にかっこいいな…。
漫画
2015年発売で購入したものは
絶賛の感想をよく見かけるけれど、確かに面白かった。この作品は今年の様々な漫画賞にノミネートされるのだろうな、という予想を読んでいて感じた。実際読んでいてものすごくワクワクしたし、次巻も気になる。
1巻を読んでかなりハマったので、待ち遠しかった新刊。新キャラが登場したり、物語も進展して続きが楽しみ。
アニメがかなり面白くて、本編の始まり以前を描いたスピンオフ作品とのことで購入してみた。アニメではみゃーもりがメインで話が進んでいるけれど、漫画ではアニメーターの絵麻が主役。絵もかわいいので、アニメと平行してこちらも続きを楽しみにしたい。
書店にて、表紙と「青春上等!!4畳半SF劇場」 という帯の文句に惹かれて購入したもの。毎話様々なヒロインが登場して、主人公のボーイという少年が恋に落ちる一話完結もの。すごく面白かった。衝動買いして正解だった一冊。
「タイニーマイティボーイ」と同時に発売された同じ作者の作品も購入。こちらは近未来SFもの。久々に、こうしたしっかりとしたストーリーの漫画を読んだかも。面白かった。大石まさるさんの過去の作品も集めていきたくなった。
昨年から少しずつSFへの興味が湧いてきていて、今までは小説ばかりだったけれど、漫画も色々調べて読んでいきたい。
あとは昨年発売の
の2作品がとても良かった。「アマリリス」は大人向け(読んでいて結構心を抉られる話が多かった)「スイミング」は少年向けであることが帯にも書いてあるが、個人的には「スイミング」が好みだった。いい意味で後味の残る作品は好きだけど、嫌な後味が残る作品は昔から苦手で、精神年齢の幼さを実感してしまった。福島鉄平さんのことは今作で初めて知ったので、「サムライうさぎ」も集めたいと思う。
来月購入したいのは
西義之さんの作品は以前からすごく好きで、特に「ムヒョとロージーの魔法律相談事務所」は設定やストーリーにかなり惹かれた。少し前の「HACHI」も設定はかなり面白くて、これからの展開も期待できそうだったのに打ち切りになってしまったのが本当に残念。
個人的に西さんの作品は、少年誌向けというよりも青年誌向けにもっとエグい描写を増やしたほうが似合いそうだと思っているので、いつかそうした作品を描いてくれたら嬉しいなんて思うが、とりあえず今連載している作品が長く続くことを祈っている。
アニメ
ツイッターでもよくつぶやいているけれど、「夜ノヤッターマン」が本当に素晴らしい。
簡単に感想を書くと、一話で視聴者の心ををがっつり掴んで、二話でオリジナルのヤッターマンの世界観を散りばめて、三話で新しいヤッターマンの世界を描こうとした、といった流れかなという認識。
一話で主要キャラ、世界観、敵、これからの話の軸となる動機、といった必要な情報がテンポよく駆け巡っていって、作画も素晴らしかったし、一気に心を鷲掴みにされてしまった。少年漫画の新連載のような、王道な一話という印象。喜多村英梨さんの演技も役に合っていて最高だった。やっぱりこうした元気な少女の役がばっちりハマる。
二話は一話に比べるとパワーダウンな印象だけれど、恐らくこれは製作陣の狙いなのでは、というのが最初に見た時の感想。オリジナルのヤッターマンのセリフやモチーフなどの小ネタを全面に押し出して、一話は完全にシリアスな雰囲気だったのに比べて、ヤッターマン本来のコメディタッチな流れにしたあたりも、一話とのギャップをあえて作ったのかなと思う。
そして三話。二話ラストに出てきた盲目の女性の背景が描かれ、主人公たちの意志が定まり、味方が増えるという流れ。この一連の流れの中で、衣裳がそれまでのツギハギのものから正式なものに変わったことは重要な点。ようやく正義(でもあり悪でもあるのだけど今のところは正義側と解釈するのが自然かな)のキャラクターとしての主人公たちの道筋が定まった、という話だった。
これからの展開の大筋は 何となく予想できるが、どこかで期待を裏切ってくれるのでは、とも思うしこれからも毎週楽しみにしたい。
つい最近知ったことだと、たまゆらの劇場版が四部作らしいので気になっている。
坂本真綾さんの曲も合っていて、これは絶対号泣してしまいそう。卒業がテーマのようなので、ここ最近こうした青春を描いた作品に弱い自分にとってはなんとか四部作全て見たいところ。ただ調べてみると、住んでいる近くの劇場では上映しないようなのでBlu-rayを買うしかないのか…。
とりあえず2015年1月はこんなところ。