10/25 日記

日付が変わってしまって昨日のことになるけれど、簡単な日記を。

住んでいるところのとある芸術イベントの一環で『たまこラブストーリー』を劇場で無料上映する、というものがあったので見に行った。この作品については今までこの場においても触れてきたし、本当に大事な作品の一つだったので、再び劇場で見られるということが分かってからずっとこの日を楽しみにしてきた。

会場は小さいものだったので、大きな劇場に比べると設備の面において劣るところはきっとあったのだろうけれど、それでもあのOP・EDを大音量で聴けたことが何よりも嬉しかった。無料上映にも関わらず、お客さんはほとんどいなくて約10名程度だったのが多少残念ではあったけれど。でもそれはそれで、貸し切りのような雰囲気もあって良かったのかもしれない。

それにしても既に物語の流れが頭の中に入ってしまっていて、次はあのシーンだな、あのセリフだな、なんてことが分かっていても(むしろ分かっているからこそかもしれないが)笑える場面では自然と頬が緩むし、シリアスな場面では涙腺が緩んだり。しばらくぶりに見たこともあってか、また以前とは異なる印象を受けたのも、やっぱり見に行って良かったなぁと思う。EDの『プリンシプル』が流れた時に、twitterでフォローしている方の弾き語りカバーを思い出したのは、以前ではきっと無かった感覚で新鮮に思えた。

 

感傷に浸りながらもその後、付近をふらふらと散歩。新しく出来た美術館や図書館がセットになった建物を見て回ったり、中古レコード屋さんに行ってみたり(軒並み完売であろうスカートの『シリウス』がまだ置いてあって、ある意味流石だな…と思ったりした)、小さな古本屋にて以前から欲しかった小説を見つけて購入したり、など概ね良い一日を過ごせたような気がしている。