2016 1月

年が明けてから今まで本当にあっという間で、こんなにもあっさりと一ヶ月の時間が流れていくことにも、きっとそろそろ慣れていかないといけないのかもしれない。と、そんなことをつい思ってしまうくらいにあっけなく過ぎ去ってしまった1月のことを。

今年の抱負として、音楽においては新譜中心というよりはむしろ旧譜を、そして今まで手に入れてきた音源を聴き返す。ということを掲げていたにも関わらず、今月もなんやかんや音楽にお金を費やした一ヶ月だった。印象的だったものについていくつか。

 

新譜

Daughter - Not To Disappear

not to disapper

今年購入した初の新譜。元々好きなバンドだったのでこのアルバムは楽しみにしていた。Daughterの魅力は一曲一曲から感じられる独特の冷たさのようなものだと思っていて、それは今作も健在。むしろ、前作から今作の間にリリースされた『4AD Session EP』におけるオーケストラとの共演を通過して、さらに静と動の緩急の具合が感情を揺さぶってくるかのような印象も。 


Daughter - "Tomorrow" (Live @ Air Studios)

今年初購入の新譜でいきなりぶっ飛ばされてしまった。前作よりも圧倒的にエモーショナルだし、本当に名盤だと思えるアルバム。

 

Cairo - Same As Before

Same As Before [国内盤] (MGNF1037)

sanmからCairoに名前が変わってのアルバム。まだ全然聴けていないが、初めの数曲を少し聴いた印象だと、かなり愛聴しそうな予感。

 

SLUGGER MACHINE - STOVE LEAGUE ep

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ジャケットに惹かれて、試聴してみたらめちゃくちゃ格好良くて、すぐさま購入したもの。涙腺を刺激するようなパンクで、こういうのはやっぱり無条件で好き。

 

 

旧譜

購入したりレンタルしたり色々あるので、感想はほどほどに羅列する形で。

 

レンゲ - 雲行きをあやつる少女

最近では一番衝撃的だった作品。ジャンルでいうとアシッドフォークらしくて、そうしたジャンルの、特に女性によるものは以前から好きだったので、この作品にハマってしまうのも納得という気がしてしまう。全国流通盤の『朝のまどべのキッチン』も、曲はもちろん装丁もこだわりを感じられて素敵だった。これからの活動にも注目していきたい。

 

Predawn - 手のなかの鳥

手のなかの鳥

数年前から聴きたいなーとずっと思っていてようやく聴いたもの。USインディーの影響大な感じにOLDE WORLDEを連想したりした。『A Golden Wheel』もすぐにレンタルしてみたけれど、そちらは時間がなくてまだ聴けていない…。

 

Spangle call Lilli line - ghost is dead

ghost is dead

SCLLはそこまで熱心に追っていたわけではないけれど好きで、このアルバムを機に久々に聴いてみてもやっぱり、とらえどころのない浮遊感のある楽曲はスーッと浸透する。

 

Plastic Tree - 剥製

剥製(通常盤)

有村竜太朗氏のような年の重ね方をしたいと、かなり切実に思う。

 

The 1975 - The 1975

1975: Deluxe Edition

発売された当時に買い逃して聴きそびれていたのをようやく聴いた。今度出る新作も早めに聴いてみたいところ。

 

古川本舗 - Alice in wonderword

Alice in wonderword

前から聴いてみたいなーと思っていたのでとりあえずこのアルバムから。ゲストが豪華なところに注目してしまったけれど、楽曲の作りこまれている感じに職人っぽさを感じた。他のアルバムも早めに聴いてみたい。 

 

ミツメ - mitsume archives 00

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ライブ特典で配布されていたものが通販で購入可能になったのを知って、すぐさま注文。ミツメの音源は機械っぽいというか、あまり体温を感じないような印象があったけど、このライブ盤は真逆の印象だった(当たり前といえば当たり前だけれど…)。

ライブ盤はそこまで好きではないつもりだったけれど、もしかするとそれは誤りで、実のところかなり好きなのかもしれないなどとも思ったり。

 

8m - In The Dew

in the dew

ジャケットに惹かれて購入しようと思ったところ、ディスカスにあったのでレンタルで。情緒のあるマスロック。かっこいい。

 

loqto - Replication

Replication

こちらもマスロック。かなりテクニカルで、ついつい何度も聴きたくなる中毒性がある。 

 

none but air[at the vanishing point] - S/t

none but air[at the vanishing point]

以前から気になっていてようやく購入。カオティックでドラマチックで、ぐいぐい世界観に引きずり込まれる。

 

VA - はなまる幼稚園 childhood memories

はなまるなベストアルバム  childhood memories

NARASAKIさんが曲を担当しているらしい、ということを随分前に目にしていて気になっていたもの。予想以上に凄い曲ばかりで、深夜に聴いて相当テンションが上がってしまった。 

 

 

今月はかなり音楽にお金を費やしてしまったので、来月からはもう少し控えめにして、今月買ったり借りたりしたものをちゃんと聴く時間を作っていきたい。

 

 

アニメ

今月から新しいアニメが始まって、また毎日のサイクルを作り変えながら、少しずつ順応させる日々。事前の情報をあまり知らなかったこともあってか、今季はかなり面白い作品が多い印象。

印象に残っているのは、ハルチカ、無彩限のファントムワールド、昭和元禄落語心中、虹色デイズ実写パート、Dimension W、灰と幻想のグリムガル、このすば、あたり。漏れているのもあるかと思うけど、本当に毎日面白い作品を消化するので精一杯。ゆゆ式の再放送などもあったりして、楽しみが尽きない。

アニメといえば、先日見に行った『傷物語』が凄まじい出来で、約一時間ながらも終始興奮しっぱなしだった。音楽、映像、そうした点において劇場で見るべき作品であるように思うし、あの劇場で体感した感覚をDVD等では恐らく味わうことが出来ない気がする。やっぱりこうした作品に触れると、テレビのスピーカーあたりにもお金をかけてしまいたいなんて思ってしまうが、それはおいおい。