2016 2月

1月にかなりお金を費やしてしまったので、2月は比較的節約志向だった。が、後半に色々買ったり。

 新譜

 Galileo Galilei - Sea and The Darkness 

Sea and The Darkness(初回生産限定盤)(DVD付)

ラストアルバムとなってしまった今作。この作品については以前勢いで色々書いたのでそれを。

 

sketchforsummer.hatenablog.com

 

 LADY FLASH - 恋するビルマーレイ

恋するビルマーレイ

今までにリリースされた音源同様、印象的なジャケットが目を引くアルバム。ジャケットの不思議かつ印象的なイメージ同様、収録曲も癖になるものばかり。特に、意味があるようで無いようでよく分からない(と言ってしまっては失礼かもしれないが…)にも関わらず、しっかりと頭の中に残って口ずさんでしまう歌詞が個人的にはすごく好き。

女性メンバーの加入によって、今までのポップでパンクな雰囲気にキュートさが加わったことで、もはや無敵なのではなんて思ったり。ライブが激しくて格好良いようなので、今月のイベントには何とか行きたい。

 

原田晃行 - MY PLATONIC VALENTINE

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バレンタインにあわせて発売されたカセット+CD。ジャケットもだけど、初回限定の、チョコレートのパッケージをパロったカセット包み紙とか、細かいところもニクい。ホワイトデーのものも手に入れられたらいいなぁ。

 

Superfriends - Before The Night Falls EP

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大好きなSuperfriendsの7インチ。相変わらず名曲を作るバンドだし、この歌声を聴くとライブを思い出して目頭が熱くなる。ダウンロードコードではなく、メールを直接送ると音源データが貰えるという一手間も良い。今年中には新しいアルバムを聴けたら良いな。

 

ラッキーオールドサン - ミッドナイト・バス/やりたいようになりたいように(feat.THE LOST CLUB)

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昨年の名曲の一つが7インチ化されるということで、すぐに購入。どうしても音楽を聴く行為は、データの方が気軽だしそれで聴くことが多くなってきたけれど、やっぱり手元に置いておくことが好きだと改めて思ったり。特にレコードやカセットだと尚更。

 

Wild Nothing - Life Of Pause

LIFE OF PAUSE

貫禄ある一枚、というのが第一印象。今までとは雰囲気が異なって、年を重ねた余裕のようなものを感じたり。昨年のRoman À Clefのアルバムを聴いた時の感覚を思い出した。

 

 V.A. - 歌物語

歌物語-〈物語〉シリーズ主題歌集- (完全生産限定盤)

Blu-ray・DVDの特典だった『二言目』と『白金ディスコ』が聴けることが本当に嬉しい。

 

旧譜

ROLE - HERETICS EP

HERETICS EP

金沢を拠点に活動している激情ハードコアバンドの音源。海外のレーベルから出ているカセットが欲しかったけれど、送料が高かったのでCDの方を。いわゆる激情系の音ではありながらも、クラストあたりの黒い雰囲気も感じたり。ジャケットもかっこいい。

 

e;in - season for reading

SEASON FOR READING

LOW-PASSのメンバーが在籍しているのをこのアルバムを購入してから知ったが、それも納得というか、LOW-PASSに近いポップな雰囲気を感じるインスト。 こういう音はすごく好きなので、これからもよく聴く1枚になりそう。

 

nei - wall

Wall

こちらは上記のe;inと比べて、緊張感や誠実さを感じるインスト。歌モノもあったりして、作品ごとにどんどん進化していきそうな雰囲気も。bandcampで以前から気になっていたものがCDで出ていたことを知って購入したが、過去のデモ作品も気になるので、それはまたbandcampで購入したいと思う。

 

TIED KNOTS - The End Of The Rainbow

the end of the rainbow

よく見る音楽ブログの2015年ベストの1枚に挙げられていたのが気になって、試聴してみたらめちゃくちゃ格好良くて、すぐにこのアルバムを購入。初めてbluebeardを聴いた時の衝撃が甦った。昨年末のリリースだったのでこのタイミングに聴くこととなったが、もし発売当時に聴いていたら「2015 聴いたもの」の中に絶対入れていたと思う。

 

LOSTAGE - Guitar

Guitar

以前からLOSTAGEの聴いていないアルバムを聴きたいと思っていて、ディスカスを利用して一気に借りて聴いてみた。で、その中でも一番好きだったのがこの1枚。タイトルにもあるように、ギターの音が目立っていて格好良かった。このアルバムと同じくらいライブ盤も好みだったので、機会があればライブの方も見てみたいところ。

 

BAROQUE - PLANETARY SECRET

PLANETARY SECRET

『sug life』というアルバムは今でも時々聴くくらい好きだったりするけれど、最近の活動は全く知らなかった。で、たまたまyoutubeにてこのアルバムの曲のスタジオライブ映像を見かけて気になったので聴いてみたもの。ボーカルにキツめにエフェクトがかかっていることで、艶のある歌声をさらに魅力的なものにしているし、曲の中を自由自在に動き回るギターも存在感があって格好良い。TOKIEさんがサポートメンバーとして携わっているというのも、個人的に惹かれた部分。

 

heaven in her arms - 幻月

幻月

最近は激情系とかそのあたりの音楽が再燃してきていて、そういえば聴いていなかったこのアルバムを聴いてみた。1stの頃などはenvyの影響下にある感じだったが、このアルバムはそれにドゥーム、スラッジあたりの重々しさが加わっていて、このバンドでしか鳴らせないであろう音が詰め込まれているように感じた。

 

Discharming man - フォーク 

フォーク

 

前々から聴こう聴こうと思いつつそのままにしていたのが、ディスカスにあったのを見つけてすぐにレンタル。やっぱり歌声が沁みる。まだ一周聴いたくらいだけれど、歌詞が結構刺さるところがあって、深夜にお酒でも飲みながらまた聴きたい。

 

 
漫画

少女終末旅行 3 (BUNCH COMICS)

少しずつ2人がいる世界の仕組み?のようなものが分かりつつも、分からないことだらけ。でも、この2人がただ旅を続ける様子を見られるだけで面白いというか。仮にもし、この漫画が完結してしまったとしても、2人がまた別の世界を旅する様子を見てみたいと思ったりする。

 

プリンセスメゾン 2 (ビッグ コミックス)

儚げな表情をこちらへ向ける表紙が素敵。こういう、特にドラマチックなことが起きない日常を描いた作品は、自身の日常にも簡単に置き換えられてしまって、より感情移入してしまう。1巻を読んだ時にも感じた、セリフで事細かに説明するのではなく、絵やコマの流れからこちらが自然と物語の流れや登場人物の気持ちを感じ取ることが出来るというのは本当にすごいし、ハッとさせられる瞬間が何度もあった。

 

トーキョーエイリアンブラザーズ 1 (ビッグ コミックス)

真造さんの作品は前から読まなければなぁと思いつつもなかなか手に取る機会がなくて、新刊が出るというのを知ってとりあえずこれから!と思って購入。宇宙人の兄弟が主人公のドタバタコメディ。でもラストは少しシリアスになりそうな予感もあって、続きが気になる。

  

銃座のウルナ 1<銃座のウルナ> (ビームコミックス)

表紙買い。この画像の黒色で帯になっている部分が表紙を裏向けに折り畳んだもので、これをイラスト側へ戻すと1枚のポスターのようになる、というこのデザインはとても秀逸。内容は、ヅードという謎の生命体と戦う人類の話で、設定だけ見ればありがちなようにも思えるし、実際途中まではそんな気持ちで読み進めていったが、後半の展開に一気に引き込まれた。見開きも迫力があった。絵柄が少し昔っぽくて、銃を構えたウルナの姿に漫画版のナウシカの姿を重ねたりしてしまった。

 

ディザインズ(1) (アフタヌーンKC)

連載が始まった時から気になっていたので、発売情報を知ってすぐさま書店へ。五十嵐さんの作品は『海獣の子供』しか読んだことが無いが、生命や地球といった壮大なテーマを扱う印象で、それは今作も同様。ただこの作品の場合はそれらと共に、人間のどす黒い醜い部分もあるように感じられた。まだまだ謎が多くて先が気になるし、これからこの物語をリアルタイムで読み進めていけるということが嬉しい。

 

 

小説

残像に口紅を (中公文庫)

2月は比較的読書をした月だった。読んだ中で、最も印象に残っているのがこちら。

この作品を読むきっかけとなったのはこの作品が、幽遊白書の蔵馬VS海藤の、一分ごとに一文字使用できなくなって、 使用できない文字を発してしまった者の魂が抜ける、というあの戦いの元ネタだということを知ったため。

この作品においては、話の切り替わりごとに最初は一文字ずつ、後半にかけては一度に複数文字使用できなくなっていく。こうした実験的作品を読んだのはおそらく初めてで、ずっと脳を働かせながら興奮気味に読んでいた。途中の、官能的なシーンが圧巻だった。

今年の初めに読んだのが、ずっと積みっぱなしにしていた『家族八景』で(ドラマが面白くて、放送当時に古本屋で破格の安値で売っていたのを見かけて購入しそのままにしていた…)、今年は筒井作品をなるべく読んでいきたいという考えに今はなっているので、少しずつ読んでいきたい。