2016 4月

ブログを書くという行為だけでなく、それ以外のことも最近はなんとなくやる気のない毎日。大体毎年この時期は、こういう気持ちに陥りがち。でもこれではよくないと思い、せめて今まで続けていた毎月のまとめはやっておこうということで、少し時間は経ったけれど4月のことを。

 

 音楽

ゆーきゃん - 時計台

時計台

以前からその特徴的な名前を覚えていたり、偶然にもライブを見たこともあったり、でも音源をちゃんと聴いたことはなくて(過去作を少し聴いた程度)、じっくり聴くのは今作が初めて。

それまで活動の拠点としていた京都から、地元である富山へ移って制作された作品ということで、そういう節目のエネルギーというものは、偶然とか奇跡とかいった言葉では到底表現できないものが込められているように思えて、印象的なアートワーク込みでほぼ衝動買いした1枚。

再生した瞬間に味わう、どこか懐かしい気持ちはきっと、自身が生まれ育った土地に再び戻ってきたゆーきゃんさんの感情が反映されているものなのかもしれないなぁなんて思ったりした。


ゆーきゃん 『サイハテ・バス・ストップ』 (Official Music Video)

 

sewi - 弱蝕論

sewiというバンドのことは、国内エモ、激情シーンの音楽に興味を抱いた時に知ったので、もう随分経つ気がする。今作は結成15年目の1stアルバムらしくて、 それも納得の圧倒的な凄まじさ。聴いていて、耳が、脳が、完全に持っていかれる。

音楽を作り演奏するその根本はやはり、思う何かを誰かに伝えたい、ということなのかもしれない。「メッセージ」なんて言葉に置き換えると途端に陳腐になってしまうが、内から湧き上がる叫びとか、どうしようもない怒りとか、そうしたものはやはり創造の大きな動機なのではないか、なんてことを改めて思うアルバムだった。

 

死んだ僕の石川 - 幸せの谷の死体 

幸せの谷の死体

このアルバムを聴く前は、実質死んだ僕の彼女の新譜のような認識でいたけれど、それは完全に間違いだった。ソロ名義なのだから当然といえば当然なのだけれど。

死んだ僕の彼女を思わせる曲はありつつも、少し実験的な部分もあって、それが少し怖くもあったり…。最後の曲がKensei Ogataさんボーカルなのが個人的には最高だった。

 

スカート - CALL

CALL

スカートの音源のその全てを聴いたわけではないが、全国流通されている今までの音源を聴いた中でも一番好きかもしれない。ついつい繰り返し聴きたくなるような全体の長さもきっとそう。

最近のことだと、Mステ出演はかなり衝撃的な出来事だった。いつかちゃんとしたゲストとして出演する日もそんなに遠くはないのでは、なんて思ったりもした。

 

レンゲ - 海風を横目に 

ここ最近とても注目していて好きなレンゲさんの新作カセット。ジャケットも素敵。

以前までの雰囲気と比べると少し明るい曲調のものが多いという印象を受けた。シンプルだからこそより沁みる歌声の魅力には、これからもずっと魅了されるのだろうという気がする。

 

 

上記以外はレコードストアデイ関連のリリースをいくつか購入した。が、レコードは購入した段階で結構満足してしまって、聴いていないものが今までの間にどんどん溜まっている。なので、購入したものなどの感想は恐らく5月のまとめに。

今月から来月にかけて、気になる音源がいくつもリリースされる。既に何枚か予約しているものもあるので、それが今の楽しみ。

 

 

漫画

4月に購入して読んだ漫画の新刊について少し。

 

猫ヶ原(1) (マガジンエッジKC)

やはり和の雰囲気が凄く合う。話がこれからどう進むか、ということよりもこの絵で描かれる戦闘シーンをもっと見たい、と思った。

 

うちのクラスの女子がヤバい(1) (マガジンエッジKC)

クラスの女子が全員超能力者で、しかもその能力はヘンテコなものばかり。その能力によって淡々とした日常が少しだけ面白くなる。野球部を応援するミクニさんの話が健気で良かった。

 

スライディングV  女子高生バンドを始める!!

書店の新刊コーナーにあったのを見かけてすぐに購入。表紙も素敵。音楽ネタ満載の日常系四コマが中心だが、ラストのライブシーンの見開きページは鳥肌が立った。

 

 

こうして振り返ってみても、4月は今までと比べると控えめだったような気がする。ゴールデンウィークに関西の方へ行って、毎日色々楽しい時間を過ごした。そうしたものを日記として書くのも、きっと後から見返した時に面白かったりするのだろうが、冒頭で書いたようにやる気が全く湧いてこないので、それは記憶の中に留めておくことに。

5月のまとめはもう少しちゃんとやろうと今は思っているけれど、どうなるだろう。