2016 6月

6月のことと、4月始まりで観ていたアニメの簡単な感想について。

 音楽

ミツメ - A Long Day

A Long Day 

最近のシンプルな音作りの方向性はそのままで、またまた愛聴しそうなアルバム。1曲目の『あこがれ』がとてもポップかつオシャレで、こうした曲が続くアルバムかと思いきや、長尺曲である7曲目の『漂う船』などはサイケデリックでクラクラ来て(OGRE YOU ASSHOLE『ロープ』ロングバージョンを思い浮かべた)、中毒性も高い1枚であると感じた。

 

NOT WONK - This Ordinary

THIS ORDINARY

再生直後にこれは名盤に違いない…と確信してしまった1枚。昨年からの勢いが全く衰えないどころか、どんどん加速していっている印象も。『Older Odor』から大名曲『This Ordinary』への流れに痺れた。

 

DYGL - Don't know where it is

Don't Know Where It Is

Ykiki Beatのメンバーによるもう一つのバンドというイメージが強いのかもしれないが、個人的にはこちらのDYGLの方がパンクっぽさがあって元々好きだった。ジャケットもそうした雰囲気が出ていてかっこいい。それにしてもこうしたセンスはどういう環境で育てば身につくのだろうと純粋に不思議に思ってしまう。

今回はCD、カセット、レコードの三種展開によるリリース。こうした形はやはり物欲を刺激して、公式からカセットとレコードを注文した。レコードの方はまだ完成してない?ようなので、手元に届くのはいつになるのだろう…。

 

ラブリーサマーちゃん - 青い瞬きの途中で

3ヶ月連続リリースのラストシングル。映画のエンドロールに相応しいような曲。

1stアルバムは可愛らしい雰囲気が強かったけれど、この3ヶ月連続リリースのシングルのそれぞれを聴いてきて、次のアルバムが出るとしたら全く異なる印象を抱くような曲ばかりになりそうで、すごく楽しみになった。

 

e;in / cowbells - POST SPLIT EP 

e;inやっぱり好きだなーと改めて思った。cowbellsはe;inとは異なって硬質的な印象で、相反する雰囲気の楽曲が詰まった好スプリット。

 

doesn't - oneday

oneday

toe『the book about my idle plot on a vague anxiety』を初めて聴いてインストに興味を抱いた時のことを、再び思い出した。

 

やまも - YAM AMO

YAM AMO

金沢を拠点に活動しているインストバンドの1stは、聴いていてこのジャケットのように自然と笑顔になりつつも、時にはホロリと涙してしまう素敵なアルバムだった。個人的に初期SAKEROCKを思い出したりした。

 

昆虫キッズ - BLUE GHOST remind

昆虫キッズのラストライブを収録したDVD。このライブ音源を収録した『さようならからこんにちは』は、昨年聴いたアルバムの中でも感動した1枚だったが、やはり映像がある方が尚更その熱さが伝わってきて、冒頭からうるっとくる。とはいえそこまで感傷的な演出ではなくて、ラストライブではあっても普段のライブと変わらないであろうクールな振る舞いの潔さは、やはり格好良い。そう言いながらも、最後のメンバー全員で挨拶するあたりは少し寂しさを感じた。でもあまり湿っぽくない終わり方は、このバンドらしいとも同時に感じた。

会場に居なかったことを少し悔やんでもいたので、この映像化は本当に嬉しいし、ありがたい。ライブDVDは購入しても1、2度観てそのままなことも多いけれど、このDVDに関しては折にふれて観返したいと思う。

 

V.A. - スタートライン! / episode Solo

TVアニメ/データカードダス『アイカツスターズ!』OP/ED主題歌「スタートライン!/episode Solo」

4月始まりのアニメでも一番ハマった感じもあるアイカツスターズのOP/EDと挿入歌を収録したもの。OPは前向きな歌詞が印象的で、作品のイメージとも合ったまさにOPに相応しい曲。個人的にはEDの『episode Solo』が、女児向けアニメの曲とは思えないほどに攻めまくったアレンジですっかりやられてしまった。フルバージョンを聴くと、MEISHI SMILE『LUST』を彷彿とさせる瞬間もあったりして、本当にすごいな…という感想しか浮かばなくなってしまった。

 

 

漫画

HUNTER×HUNTER 33 (ジャンプコミックス)

新刊の発売に立ち会えるというだけで幸福だと思えてしまうのはいかがなものか…とは思うが、 面白いので仕方がない。今回はかなり内容が濃くて、漫画を読んでいるというよりは小説を読んでいるような感覚だった。

 

デスコ 4 (ビームコミックス)

マダムの過去の話に触れたり、新たなヤバイ敵が現れたりとこれからも面白くなりそう。マダムの過去の話はかなり興味深いので、スピンオフ作品を読んでみたいと思ったりした。 

 

孤食ロボット 3 (ヤングジャンプコミックス)

今回は恋の話が主軸。相変わらずほっこりとした気持ちになって癒やされるけれど、それと同時にどこか切ない気持ちも抱いたりしてしまった。

 

Levius/est 2 (ヤングジャンプコミックス)

estになってから登場したナタリアが、作中で最も人間味があって、それによって重々しい雰囲気が少し和らいでいる気がする。彼女以外のキャラクターはかなりクールな感じだし、彼女の存在が本当に貴重だと感じる。それにしてもNo.1の強さが桁違いで、おそらく次巻にあるだろう戦いが、楽しみで仕方ない。

 

 

アニメ

4月始まりのもので面白かったものについて。今回は早い段階から観る本数を絞っていったので、全体としては多い時の半分ほどの作品数しか観なかった。

アイカツスターズ田中くんはいつもけだるげふらいんぐうぃっちの3つは毎週楽しみにしていた。後は贔屓目なところはあるけれどクロムクロ。その他では、ジョジョ暗殺教室、ヒロアカのジャンプ原作のものはどれも面白かった。

 

アイカツは以前から面白いらしいということは頻繁に目にしていてずっと気になっていた。4月から新しいシリーズが始まるということを知って、これはちゃんと1話から観続けたい、と思って1話を観たらあっけなくハマってしまった。で、今回は観ている本数も少ないし、その時間を利用して今までのアイカツも観てみようと思い1stシーズンの1話からずっと観ていて、尚更ハマってしまった。

友情・努力・勝利の王道ストーリー、魅力的かつ個性的なキャラクター(例えばおとめちゃんが初登場した時はクレイジーすぎるだろ…と思ってしまった…)、OP/ED/挿入歌の良さ、ライブパートの動きや表情の豊かさ、役を演じる声優さんや歌を担当するアイドルの方々の魅力、等々その良さを連ねるときりがない。今までのベストアルバムやシングル等も聴いたりして、アニメだけでなく音楽にもすっかりやられてしまった。語り尽くせない感じもあるが、4月からの時間はほぼアイカツにあったと言っても良いくらいだった。

田中くん〜は、登場する女性キャラ全員が可愛いくて、それだけでもはや充分というところもあるが、作中の独特なゆるい空気感とか田中くんの全く主人公らしくないあたりとか、観ていて和むし癒やされた。田中くん太田くんの妹の話も気になるし、2期あると良いなぁ。

ふらいんぐうぃっちも田中くん〜と同じような理由で。日常と少しかけ離れた日常の世界。これは必要かなと思うカットもあったりしたけれど、そうした積み重ねがあの良さを増しているのかも。描かなくても良いと思えるものをしっかり描くことで、作品の奥行きを感じられるというか。千夏ちゃんが最初から最後までずっと可愛いかったのもまた良かったところ。原作がまだ4巻しか出ていないみたいなので、近い内に購入したい。

クロムクロは、見慣れた景色が頻繁に登場してくるというだけでかなり贔屓してしまうところはあるが、シリアスパートと日常パートの差が激しくて、そのギャップも良かったり。空港が消滅した時は、さすがに笑ってしまった…。

ジョジョは毎回丁寧な印象でそれは今回も変わらず。能登さんの怪演が光る話がかなり良かった。

暗殺教室は原作を端折っている部分はあったみたいだけれど、毎週面白かったし、原作のラストまできっちりやるアニメはあまり無い印象だから、そうした点においても今まで見続けていて良かったという気持ちに。

ヒロアカは視聴率が悪かったりとあまり良い評判を見かけなかったが、個人的にはかなり面白かったし、ほとぼりが冷めたら原作を集めていこうかとも思っている。2期も楽しみ。

 

7月からのものは、既に始まっているのを観ている感じだと、面白いものが多そうな気がする。あとはドラマもいくつか気になるものがあるので、時間との勝負になりそうな予感。