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なんとなく、どこかへ

Homecomingsの待望の1stフルアルバム「Somehow, Somewhere」を聴いて感じたことを、今年の内に書き留めておきたいと思った。

Somehow, Somewhere

 

まず再生して、畳野さんの歌声が伸びやかになっていることに気付く。単純に歌が上手くなったということもあるだろうけれど、ボーカリストとしての自信に満ち溢れているような感じ。
福富さんのギターは今までよりもイキイキとした音を奏でている印象。音が太めになった分、よりギターが前面に出て存在感が増した。
ベース福田さんとドラム石田さんは、相変わらず安定感のあるリズムを刻み、1stミニアルバム「Homecoming with me?」の時から魅力的だった、曲をより彩る美しいコーラスも健在。

 

確実にバンドとして一段階レベルアップした音が詰まったアルバム。
クリスマスイブの発売に合わせて作り込んでいった作品というのも、バンドの雰囲気に合ったエピソードだな、なんて思う。

 

曲はもちろん良いけれど、福富さんによるセルフライナーノーツがグッとくる。
特に「友達に貸しまくって外箱ボロボロにしてほしい」という一文。
「貸す」という言葉を使うのが良い。CDの売り上げとか利益などよりも、純粋に自分たちの楽曲に自信を持っていて、それをたくさんの人に聴いてもらえること、かつケースがボロボロになるまで聴き込んでもらえることが喜びである、ということがこの一文に表れている気がした。

あとは「GREAT ESCAPE」という曲について。今年juvenile juvenileが「OUR GREAT ESCAPE」という素晴らしいアルバムを出して、同じ関西でおそらく同年代のHomecomingsも、それと呼応するような曲を作ったことが印象深い。
彼らの中で見ている景色や感覚に、共通するもの、もしくは近いものがあるのかもしれないということが個人的には面白いと感じた。

 

2014年の終わりに素敵なアルバムと出会えて良かった。
Homecomingsは今年、かなり人気に火がついたと思うが、来年以降は期待をさらに超える活躍を自然と楽しみにしてしまう。それくらい作品を発表するごとに成長を感じられるし、追っていて素直に楽しい。
昨年ライブを間近で見ることができたけど、もしかするとこんな近くで見られることはもう無いのでは?なんて思っていたが、今の状況だとあながち間違いでもない気がする。実際、Special Today vol.2を見に行った時はお客さんでいっぱいだった。

 

来年からの活躍も楽しみだし、良い意味で期待を裏切ってくれることを楽しみにしている。