8/16 最近聴いた音楽と読んだ漫画
ここ最近聴いた音楽と読んだ漫画について。
Ropesの待望のアルバム。ジャケットの飛び跳ねている二人の様子から、前作に比べると明るい曲が多いのかな、なんて印象をこのアルバムを聴く前に抱いていた。でも、再生してみたらやっぱり今までのRopesの音楽で、安心と落胆の両方の感情を抱いてしまった。
もちろん良いアルバムであることには違いないし、これからも何度も聴く一枚であることは間違いないのだけれど、どうやら個人的にはそれ以上のものを無意識に求めていたようで、自身の中でかなりハードルを高めてしまっていたらしい。
そんなこともあって、実際のところ素直にこの作品を聴くことが出来ないでいる。ゆっくりと時間をかけて、徐々にこの作品の魅力に浸っていきたいと思っている。
高橋翔さんのソロ作品。今現在頭の中にあるものを一旦作品としてまとめた、という印象を初めて聴いた時に受けた。高橋翔さんというとどうしても昆虫キッズのイメージが強いし、昆虫キッズのような曲を期待してしまうけれど、今作を聴いて受けた印象からは、そうしたものを全て壊したいのかもしれないなんて勝手な推測をしてしまう。
ともあれ今作はまだデモ音源のような感じなので、正式なアルバム等これからの活動には目が離せないし、その背中を追いかけて行きたい。
1巻を読んで面白いなーと思っていたので新刊も購入。ただこの作品に関して言うと、過剰に持ち上げ過ぎでは…という思いも少しあって(もちろん面白い作品であるとは思うけれど)ちょっと購入を躊躇うところもあったのは事実。
個人的には絵画のモンスターの話が好きだった。
アニメ化も決定したらしく勢いが衰えていないのかな、なんて思うアゲ太郎の新刊も相変わらずの王道展開に涙腺を刺激された。毎回、1巻の中でピークになるエピソードが後半に配置されていて、読んでいて純粋に引き込まれてしまう。
1巻がすごく面白かったので、新刊が発売されているのを見かけてすぐさま購入したもの。かなりシリアスな流れになっているので、読んでいて辛くなる部分もあったりしたけれど、主人公の自由奔放な振る舞いがあるおかげで中和されているような感じも。
バレー初心者の三好さんがゆっくりと、でもしっかりと成長していくシーンには心を打たれた。
登場するキャラクターのそれぞれに共感する部分があって、それを受けて複雑な心情になりながらも面白く読むことができた。まめちゃんが本当に健気で可愛いくて、漫画の1キャラクターではあるけれど、彼女には幸せになってほしい…なんて気持ちになってしまう。
「最高の夏」はこの作品の中に存在していると断言できてしまうほどに、夏の魅力が詰まった一冊。
思えば、素直に夏休みを楽しむことが出来たのは小学生の頃までではないのかな、なんてことをこの作品を読んで思う。今ではすっかりと忘れてしまったあの頃の感覚が、この一冊で瞬く間によみがえってくる。もしも自身に子どもができたなら、小学1年生を迎える少し前に読ませたい、なんて妄想をしてしまった。
『8月のソーダ水』と同じく、こちらも毎年夏になると読み返したいと思える、素晴らしい作品だった。子どもの頃に近い感性を大人になってからも持ち続けることも、きっと悪いことではないのかもしれない、なんてことを改めて思ったりした。