2016 聴いたもの

書くのをさぼっていたら半年も経ってしまった。この間に生活が大きく変わったり、忙しい時も増えて全く余裕が無くなったりして、充実している反面すごく疲れた半年間だった。それは音楽を聴いたり等の趣味の面も同様で、時間の無さから音楽を聴いたり購入したり探したり、なんてこともあまり出来ずじまいだった。この半年、購入したものはいつもと比べると少なく、聴いたものの多くはレンタルで。

 

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上半期は枚数を絞ったが、今回は半年間何も書いていなかったので、下半期に聴いて印象的だったものを直感で選んで挙げていくことに。感想も簡潔な感じで。今回もいつも通り国内のものが多い。

 

 

 

American Football - American Football (LP2)

American Football

17年ぶりのアルバムということでかなり話題になっていた印象がある。とはいえ自分の場合、1stを聴いたのが恥ずかしながらつい最近だったりするので、間隔を置かずに新作を聴けたというのはある意味幸運だったのかもしれない。

 

 

Japanese Breakfast - Psychopomp

PSYCHOPOMP

再生直後の「heaven」で完全にもっていかれた。印象的なジャケットは亡くなった母親らしく、彼女を想って作られたアルバム、というエピソードも胸を打つものがある。

 

 

Erase The Period - as time proseeds

as time proseeds

拳を突き上げて叫びたくなる。国内エモの今までの流れを汲んだ正統派という印象でかっこいい。

 

 

And Protector - Cold

Cold

この半年間では一番衝撃を受けた1枚。鋭角なギターと咆哮するボーカルの勢いがめちゃくちゃかっこいい。上記のErase The Periodもだけれど、further platonic作品の多くがディスカスにあるのは本当に助かる…。

 

 

1000travels Of Jawaharlal - Owari Wa Konakatta

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2年前?だったかに前からずっと欲しかった『Owari Wa Konai』をたまたま見つけて購入したのがすごく嬉しくて(しかも新品で!)、そのアルバムも収録された編集盤が出ることを知ってまた歓喜した。『Owari Wa Konakatta』というタイトルも色々な意味を想像できて良いなぁと感じる。

 

 

herpiano - friend

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1stは何度も繰り返し聴いて、そのアルバムにも通じるherpiano節というか、変わっている部分と変わっていない部分の両方を味わえて、好きとか良いとかよりも、嬉しいという気持ちが強かった。活動歴が長いバンドだけれど、これからもずっと続いていって欲しいな、なんて思う。

 

 

レンゲ - めくるめくあおく

めくるめくあおく

herpianoと同じく静岡で活動しているレンゲさんのアルバム。透明感のある歌声、ギターの素朴な音、毎回凝ったアートワーク、等々自分が好みな魅力がたくさん詰まっている。

 

 

サニーデイ・サービス - Dance To You

DANCE TO YOU

サニーデイ・サービスの音源はいくつか借りてはいたけれどそこまでじっくり聴いたことは正直今までなくって、でもこのアルバムは1曲目から心を掴まれて、このアルバムと共に過去のアルバムも並行して聴いたりしていた。結成して随分経つと思うけれど(だからこそ?)、良い意味で余計な力が入っていないように感じる部分が、このアルバムの良さなのかな、なんて思ったり。

 

 

有村竜太朗 - デも / demo

デも/demo(初回生産限定盤A)(DVD付)

Plastic Treeと比べるとヴィジュアル色はやや薄まって、その分シューゲイズ度が増している印象。最近聴いたアルバムの中でもかなり好きな1枚。歌声の色っぽさは唯一無二だなーと改めて思う。

 

 

THE NOVEMBERS - Hallelujah

ハレルヤ

ここ最近の重たい雰囲気が少し和らいで、さらに色んなものを取り込んでどんどん面白いバンドに進化していっているなぁと思う。曲調も様々で、今までのアルバムの中で今作が一番好きかもしれない。ネオアコ感のある「風」がかなり好き。

 

 

きのこ帝国 - 愛のゆくえ

愛のゆくえ(初回限定盤)(DVD付)

なんとなく90年代を感じる音。どこか懐かしい感じがあった。派手な曲はないけれど、だからこそいつになっても褪せないような、そんな印象も。ちょうどこのアルバムを初めて聴くタイミングに、自身の人生においても重要な思い出の瞬間があって、そうした個人的な意味でも、このアルバムは大切な1枚にこれからもなりそうな気がする。

 

 

world's end girlfriend - Last Waltz

LAST WALTZ

自身の名前である「world's end girlfriend」をイメージして作られたということで、リリース前からかなり気になっていた1枚。ただこのアルバムは、最初から最後まで停止することなく聴かなければならない1枚な気がして(というかwegの全作品においても言えることかもしれないが)、正直なところ全く聴き込めてはいなかったりする…。それでも聴きながら、ふいに現れる美しさと狂気のようなものに意識を奪われて、そういう体験をしたいからwegの音楽を聴いてしまうんだよなと、改めて感じることが出来た。

 

 

in the blue shirt - Sensation of Blueness

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小気味良い曲の流れと収録時間のちょうど良い感じから、繰り返し聴いた1枚。この手の音楽の知識が乏しいのでうまく表現することは出来ないが、自分の経験を思い返すと、DE DE MOUSE『tide of stars』を初めて聴いてこういう音楽もあるのか!なんて思った時の、ちょっとだけ懐かしい感じも味わったりした。

 

 

She Said - Ducts and Screen

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前作よりも、よりパンキッシュになっている印象で、早くアルバムを聴いてみたいという気持ちにさせられる。「I've been insane」、ライブだとものすごくかっこいいのだろうな…。

 

 

JIV - 2+3

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miles apartからリリースされたカセットも好きだったけれど、それからまたさらに激しさが増していてかっこよかった。 「For You」やはり名曲だな…と改めて思った。

 

 

Juvenile juvenile - Planet Heaven / Perfect Lies

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ポップな「Planet Heaven」とpastel blueを思い浮かべる「Perfect Lies」、どちらも素敵で早くアルバムを聴きたい…。印象的なジャケットや、鮮やかな青色が美しいレコードも曲同様素敵だった。

 

 

Pictured Resort - All Vacation Long

ALL VACATION LONG

相変わらずの心地良い楽曲に心の底から癒やされてしまう…。来月発売されるアナログ盤も購入予定。ジャケットも素敵なので手に入れたら飾ろうと思う。

このアルバムを聴くと、同時にLake Heartbeat『Trust In Numbers』も聴きたくなってしまう。

Trust in Numbers

Trust in Numbers

 

 

 

ラブリーサマーちゃん - LSC

LSC【初回限定盤】

初回盤の特典目当てで購入。アルバムは既発曲が多いのでベスト盤という印象があるけれど、やはり才能に溢れているよなぁと改めて思う。シューゲイズ度の強い「天国はまだ遠い」がかなり好き。相対性理論とかブリグリとか、連想してしまうものはあったりするけれど、そうしたイメージをあっけなく吹き飛ばしてくれそうなこれからの活躍も非常に楽しみ。

 

 

Fragile Flowers - Asylum Piece(True End盤 / Bad End盤)

Tenkiameからの、ART-SCHOOLの曲を下敷きにした流れにニヤリとしつつも、ちゃんとオリジナリティーを感じるのはナカムラさんのセンスの賜物なのだろうなぁと思う。 

楽曲・アートワーク・True End/ Bad Endというある意味二枚組ともいえる仕様や、参加している多くの方々とか、彼の今まで経験してきたこと・ものが全てこの音源の中に詰まっているように思えて、もしかするとこの音源を出したら音楽活動を辞めてしまうのかな…なんてことを思っていたけれど、今後もバンドとして活動していくようで、本当に楽しみ。スペシャルサンクス欄に名前が載るというのが昔からの夢で、その夢を叶えてくださったことも本当に嬉しい。

 

 

For Tracy Hyde - Film Bleu

Film Bleu

daydrop名義の時から好きだったので、アルバムが発売されたという事実に1ファンとして感慨深いものがある…。嘘偽り無く、これからも何度も繰り返して聴く1枚だし、改めてこのバンドのことがめちゃくちゃ好きだということを思い知らされた。思えば初めてライブを見たのがちょうど去年の今頃だった。またライブ見に行きたいな。

 

 

早見沙織 - Live Love Laugh

「Live Love Laugh」<CD+Blu-ray盤>

赤髪の白雪姫」の主題歌を聴いた時に、早見さんのアルバムが出たら絶対ヤバイに違いないだろうな…と予想していた通りの素敵な内容。彼女のイメージに近い楽曲が多い印象なので、次のアルバムは予想を裏切るような曲ばかりだと面白そうだなぁとも思ったり。

 

 

 田所あずさ - It's my CUE

It’s my CUE.(初回限定盤)(Blu-ray Disc付)

後述するが2016年というとアイカツにハマった一年で、それ経由でこのアルバムに辿り着いた。女性アーティストのアニソン×ロックというとLiSAさんを思い浮かべるけど、彼女と比べると可愛らしさが強いので、そういう点においても差別化されているのかな…と。「純真Always」やっぱり良い曲だなぁと思う。

 

 

坂本真綾 - LIVE TOUR 2015-2016 "FOLLOW ME UP" FINAL at 中野サンプラザ

“FOLLOW ME UP”FINAL at 中野サンプラザ(初回限定盤)(DVD付)

プロフェッショナルとはこういうことをいうのだな…ということをまざまざと感じた1枚。ライブでも音源と変わらない安定感のある歌唱力はやはり、声優業だけでなく舞台等の活動から来る経験値の高さからなのだろうな…。本当にすごいし、いつかライブ行ってみたいなぁと強く思う。

 

 

STAR☆ANISアイカツ! フォトonステージ!! シングルシリーズ06 『青い苺』

スマホアプリ「アイカツ!フォトonステージ!!」シングルシリーズ06「青い苺」

『青い苺』というタイトルだけで泣けてしまう…。また、監督が作詞を担当したということもズルい…。本当にズルい……。

 

 

AIKATSU☆STARS! - 1, 2, Sing for You! / So Beautiful Story / スタージェット!

TVアニメ『アイカツスターズ!』新OP/EDテーマ「1, 2, Sing for You!/So Beautiful Story/スタージェット!」

先程少し触れたけれど、個人的に2016年最もハマったものはアイカツで、ストーリーもだけど曲にもかなりハマった。このシングルに収録されている主題歌3曲ともすごく良いけれど、今後「SHINING LINE*」や「START DASH SENSATION」のような超名曲がスターズの方でも聴けることを期待しつつ楽しみにしている。あとアイカツではないけど関連作でいうと、ドリフェスがめちゃくちゃ面白かったので二期もものすごく楽しみ。

 

 

 

ということでこの半年に聴いて印象的だったものは以上。感想を少なめにしたにも関わらずなんやかんや一日かかってしまった。twitterなどで他の方々のベストを見る機会も多いが、そうしたものと比べると自分はあまり幅広くは聴けていないなぁということを実感する。でも上に挙げたような音楽たちが今の自分がすごく好きなもので、そうした記録を残したいという思いが強いので、これはこれで良いのだろうと思う。 

今年、特に後半は全然時間がなくてイライラする事も多かったけれど、日々の短い時間ではあっても上記のような音楽たちに結構支えられていたのかもしれないなぁとも思う。来年はもう少しうまく時間を使って、やや保守的になりがちな今の感じを少しずつ壊していきたい。ブログの方も少しずつまた書いていけたらいいなと思う。あとは今年、ライブには全く行かなかったのでそれも改めていきたいところ。

来年こそは趣味の面において、もっと充実させていきたい!という想いを強く持って、新しい年を迎えたい。